下肢静脈瘤の診断
下肢静脈瘤は、血管外科が専門的な診療を行っており、当クリニックは下肢静脈瘤を専門に診ているクリニックです。
ご来院の前に
正確な診断と適切な治療をスムーズ受けていただくために、受付後に予診票へのご記入をお願いしています。
予診票にご記入いただくのは、主に以下のような内容です。
- どこに、どんな症状があるのか
- いつから症状が起こるようになったか
- 症状を感じる時間帯は
- 症状があるのは、右足・左足・両足
- これまでかかった病気や治療内容、服薬している薬(お薬手帳があれば持参)
- アレルギーや喘息の有無
予診票はダウンロードできます
プリントアウトして、あらかじめご記入いただいたものをお持ちいただけると、伝え忘れがなくなり安心です。
診療から診断まで
初診では、診察から診断まで、以下のような流れとなります。
なお、通常の検査と診療はすべて保険適用です。
Step1受付
初診であることをお伝えいただき、予診票へのご記入をお願いしています。
Step2 診察
患部の視診、触診により状態を確認します。
Step3超音波エコー検査
血液の逆流を確実に発見できる検査です。痛みなどの不快感が一切なく、楽に受けられる検査です。
Step4症状や治療についてのご説明
診察と検査の結果をもとに、症状や治療方法について、くわしく、そしてわかりやすくご説明します。良性疾患ですから、患者さまがご自分の生活スタイルやお考えに合わせた適切な治療法を選ばれることが重要になってきます。そのため、気になることがございましたら、なんでもお気軽にお伝えください。なお、治療方法についてその場でお決めになる必要はありませんので、じっくりご検討ください。
Step5治療
同意をいただいた治療を行います。
超音波エコー検査について
超音波を用いて、表から見ただけではわからない静脈の状態を確認する検査です。血液の流れや弁の状態もしっかり確認できます。ゼリーを塗って機器を当てるだけの検査ですから、痛みなどは一切ありません。また、超音波エコー検査は胎児の状態を確認するために用いられるほど安全性が高く、繰り返し検査できるため、その時々の状態をしっかり把握することができます。
ひと昔前には、足の甲から造影剤を注射してレントゲンで検査する方法が取られていましたが、それに比べて安全性や快適性が格段に高くなっています。
ただし、エコー検査の結果により、静脈造影検査やCT検査が必要になる場合もあります。
じっくり話し合うことで、最適な治療方法をお選びいただきます
下肢静脈瘤は良性疾患ですし、進行がゆるやかです。
ただし、自然に治ることがなく、できるだけ早く治療を開始すると回復が早く、ダメージも残りにくく、治療の選択肢も幅広いため、経済的・身体的負担も抑えられることも事実です。
だるさやむくみといった症状を改善したい、見た目のキレイな脚を取り戻したい、スカートを履いたり温泉に行っても気兼ねなく過ごしたい、色素沈着や皮膚トラブルが起こらないようにしたい、手術痕をできるだけなくしてほしい、治療にともなう痛みを最大限なくしてほしいなど、患者さまが治療に求められることはさまざまです。当クリニックでは、患者さまとじっくり話し合うことでそうしたご要望にできるだけきめ細かく対応できるようにしています。